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第24回LDTワークショップへのお誘い




エリザベス・キュブラー・ロス博士の
 生と死、そして超越のためのワークショップ
(LDTワークショップ)


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第24回ワークショップへのお誘い
開催地 神戸市灘区六甲山町北六甲
開催日 平成18年9月16日―9月18日


平成18年3月
日本LDTワークショップ実行委員会

概要について

*参加についてはトピックスをご覧ください。



 21年間にわたるLDT(生と死を乗り越える)支援活動 


わたくし達が続けてまいりましたこのワークショップも、日本で着想してから20年余の歳月がたちました。
今回で24回目を迎えます。
このワークショップは、米国において「死の5段階説」や終末期ケア、とりわけ「ホスピス」の創設者として世界的に有名であり、我国においても「死ぬ瞬間」シリーズや、最近では「ライフレッスン」などの著作で、医学界のみならず広い層にわたって知られている、エリザベス・キュブラー・ロス博士により、40数年前に終末期のメンタルサポートを目的として開始された、実践活動に端を発しています。
その後、死に直面する患者さんばかりでなく、その家族の方々や家族を失った方々、メンタルサポーターとしての医療従事者、種々の理由で心に傷を受け、立ち直れないでいる方々へと輪が拡大してゆきました。
現在では「精神死:Spiritual Death」(生きることに何らかの内面的な悩みを抱え込んでいる)の状態にある方々に対して、このワークショップは共通の効果を生じることが確認されています。

 このワークショップが求めるもの 


このワークショップは、他のワークショップやセミナーのような「自己の成長を目指す」ものとは本質的に異なります。
なぜなら心の悩みやわだかまりは、体の不調や病気につながることをよく理解していただき、生きていくことがつらくなるような心の奥のわだかまりや悲しみから「こころ」を解き放つこと、そして生きることに意味が見出せるような「こころ」の再生が目的だからです。

 以下ようなこころの状態にある方が参加対象 


このワークショップは、難病や身体障害、死の病に直面している方ご自身やそのご家族、または死別や生き別れた悲しみから脱出できないでいる方々、家庭内暴力の受傷者など、さらには今まで医療の対象にならなかった「生と死」をめぐる困難な状況にある方(自分の人生に解決しがたい重荷を背負い込んでいる方)、他の方からは些細なことと言われていても、ご本人には解決しがたい心の重荷があれば参加対象になります。
そのため、個人としての制約はありますが「明日を生きるために」わずかな時間を共有し、お互いの痛みを分かち合い、みずからも乗り越えようと思う方の参加をお待ちしています。
ホスピスなどにかかわる医療関係者をはじめ、職業上他者のために悩みを共有する立場の方々の体験参加も、受け付けております。

 このワークショップでおこなわれること 


このワークショップは、ロス博士が考案し、卜部文麿博士により日本に導入され、その後日本人に適合するようにアレンジされ、ロス博士立会いの下で確認され認証された方法をベースに行われます。
参加者の皆さんには「ワーク」と呼ばれる簡単な作業を自主的に実践していただくもので、講演会や研究会ではありません。
またいわゆる心理カウンセリングを受けていただく場でもありません。
ロス博士が考案した独特のグループワークを実践していただきます。
そして心に溜まりに溜まり、こびりついて吐き出せないでいる魂の叫びを発散させ「こころ」を開放に導く作業です。

 ワークショップのスタッフについて 


このワークショップの作業サポートを行うスタッフは、ロス博士よりLDTワークショップ実施者としての認証を受けております。
さらに全員無償のボランティアシップで成り立っています。
メンバーは精神科医師、内科医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、心の相談員、臨床心理士、仏教者、キリスト者などから構成されています。
スタッフは医療関係者が多いですが、このワークショップは医療行為をするものではありません。
また宗教者がおりますが特定の宗教の布教活動や宗教的儀式を行うものでもありません。

 参加者のからだの状態に応じた対応をします 


スタッフは、さまざまな心と身体の状態でも対応できるようにしております。
重病の方や介助なしには歩くことが出来ない方のご参加に当っては、ご本人やご家族と、また場合によっては担当医師と相談し、期間中、最適のサポートに配慮します。

 参加者のプライバシー保護について 


参加される方々の住所、氏名、参加申し込みに記入したことは、個人情報保護法に則って厳重に管理され、このワークショップ参加にかかわること以外に使用しません。
ワークショップで表現された参加者個々の内容など、プライバシーに関することは厳重に守秘されます。
参加された個人の許可なく、ワークショップでその方が表現された内容について第3者に提供することはありません。
医学的重要性から、参加者のプライバシーの一部に触れる内容の学会発表が多くの方々のために役立つ
と判断した場合でも、事前にご本人から了解を得ずに発表することはありません。
マスコミ等からの取材で、個人の一部紹介することが期待されるような事例が生じたときには、必ず事前にご本人から了解の可否を得ます。
どのような場合でも、了解なく個人が特定されるような発表はありません。

 ワークショップへの参加をお断りする場合 


精神科的疾患のある方は時に悪影響が生じることが膨大な経験を通じてわかっておりますので、参加をお断りすることがあります。
このワークショップへのご参加は心理的依存性を生じる場合があるため原則1回限りとなっております。

LDTワークショップ日本代表 宮崎 輝彦
LDTワークショップ日本創立者・元代表 卜部 文麿