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2004年新春のご挨拶

LDTワークショップを体験されたフレンズの皆様、このワークショップにかわらぬご支援くださっている皆様、ホームページを訪れていただいた皆様、そしてこのワークショップ開催をご好意により掲載告知してくださった新聞社の関係者の皆様に一言申し上げます。
あけましておめでとうございます。
本年は、LDTワークショップにとって新しいステップの始まりの年になります。それは卜部代表がフィリピンでの使命に専念するため、ワークショップの直接的な実践活動から離れて、後進の指導にあたります。
一昨年、昨年と2年間にわたり、年2回春・秋にワークショップを開催してきましたが、年2回開催にも慣れてきたため、定例化したいと考えています。
また19年間基本的には同一のワークスタイルでやってきましたが、基本線は変えないのですが、随所に時代にマッチした適切なワークスタイルを導入すべく、スタッフ一同で数回に及ぶ検討会を持ちさまざまな見直しを行ってきましたが、いよいよ実践活動へのオペレーションに移してゆきます。引き続き本年も宜しくお願いいたします。

さて、エリザベスキュブラー・ロス博士の近況もご報告させていただきます。
現在、ロス博士は、以前のところを引き払い、最愛のご子息ケネスさんとの同居もあきらめ、Arizona州 Scottsdaleのケネスさんの自宅の近くにあるグループホームにいらっしゃいます。
一昨年の秋に一時危篤状態になり、この身体の弱り方では、いよいよ飛び立ってゆく時が来たのかと覚悟をされたそうですが、昨年に入ってからすっかりよくなり、今は本当に元気になっておられるようです。特に昨年の秋から年末は暖冬であったようで調子はよいとのことです。
ほぼ普通の生活ができるようになったとの判断から帰宅を望まれたようですが、ケネスさんが彼の家のすぐ近くに、緑と花がいっぱいの心地よい医師のいるグループホームを見つけられ早速入居されました。今はハッピーな生活になられ、心の状態も落ち着きを取り戻したとのことです。
うさぎとさまざまな鳥たちを友として、部屋には沢山の家族の写真を貼り、家から持ってきたいろいろなものを飾り立ててより快適な雰囲気の中で暮らしていらっしゃいます。
グループホームでは、ここで働いているニカラグアからきたフランク医師とすっかりいい友達になり、彼はロス博士の身体を本当によく気遣い、生活のいろいろな不満から喜びまでのすべてを共有してくれていると述べております。それから「ビスタケア」というホスピス団体の方々のきめ細かい手助けを受けるなど、多くの方々の善意の中で穏やかな生活を送っておられます。
         LDTワークショップ実行委員会 代表代行 宮崎輝彦